「オタクが嫌われる理由を考えてみた」への反論

ダウンロード.png

こんなのがバズってました。
別によくあるアレな発言だなーという感じですが、

ダウンロード (1).png

なんか反論を所望されていたので反論します。

自分の趣味を他人に押し付ける人が多い


多いことを表すデータとその出典をお願いします(

と大人げないマジレスはやめておいて、創作上のステレオタイプ的なオタクはこんな感じなのかもしれませんが、自分の趣味をゴリ推ししようとするオタク像なんて、今の世の中では創作上のキャラとしてでさえあまりに現実的でなく受け入れられにくい存在だと思うのですが。。。

仲の良い友人相手であればしつこく勧誘しようとする人はいるかもしれませんね。
でも仲の良い友人に自分の好きなものを好きになって欲しいという人間は一定割合で存在するので、オタクに限らず一定数いるのではないでしょうか。

万人受けしない趣味だと理解しているやつが少ない


「えっ、嘘。私のワンピース、万人受けしてなさ過ぎ…」

オタク趣味の範囲にもよりますが、アニメ、漫画、ゲーム一般というような括りをオタク趣味と捉えるなら今のご時世、むしろ万人受けしている趣味だと言えると思います。
それでも「万人」ではないと言われれば引き下がりますが、それなら万人受けする趣味って何なんでしょうね。
勧められたら誰でも喜んで始めてしまうような趣味があるなら聞いてみたいものです。

もうちょっとマニアックなものに限定するならちゃんと範囲を限定して貰わないとオタクとしても困るのですが、マニアックな趣味の人で万人受けしない趣味だと理解してない人ってそんなに多いんですかね。
少なくとも私の周囲のオタクには誰彼構わずにオタク趣味の素晴らしさを知って貰おうとする過激派はいないのですが。
アニメ・漫画・ゲーム趣味を会社の上司に伝えられない沢山のオタクの怨嗟の声を聞く限り、むしろ万人受けしない趣味だと理解している人の数は他の趣味の人よりも多いと感じています。
客観的なデータは持ち合わせていませんので、冒頭のテーマに関する客観的で信頼できるデータがあれば是非教えてください。

自分を客観視出来ない人が多い


多い/少ないという話は何を以て多いとか少ないとか言うのかというのが非常に難しいのですが、これに関してはその通りかもしれません。
ですが、自分を客観視出来る人ってそもそもどれだけいるのでしょうか。
最も大人げないマジレスをするなら「客観」という言葉そのものが幻想です。前提を置かずに物事を考えることは不可能なので、客観的な考え方ということそのものが存在し得ないです。なので、「自分を客観視出来ない人が多い」のではなく、存在しないが正しいですし、そもそもオタクでなくてもそんな人間は存在しないです。
ただ、それは置いておいて、自分が考えていることを別の視点から考える視野の広さを「客観視」と定義するなら話をすることは出来るでしょうか。
ですが、そのような広い視野を持った人間はそもそも数が少ないです。
なので自分を客観視出来ない人はオタクに多いのではなく、ほとんどの人間はそうです。
むしろ自分の趣味が一般受けしないことを解らされて生きている人間は「普通の人だったらどうするか」をシミュレートする機会が多く貰えるので、広い視野を持っている確率はオタクの方が非オタクよりも高い傾向にありそうだと思っています。
データサンプルの話をもしするなら、こんなガバガバな主張を「自分を客観視出来る人」はしないので、オタクではない(推定)主張の主が非オタクの非客観性のサンプルとなってくれているという大変ありがたいブーメランとなっております。

スルースキルがなく、オタクであることを馬鹿にされた時過剰に反応する輩がいる


多いじゃなくて「いる」なのでこれは絶対に正しいです。
そりゃいるよw
でも「オタクであることを馬鹿にされた」時に過剰反応する人はいますが、「低学歴であることを馬鹿にされた」時に過剰反応する人もいますし、特定の国家に属していることを馬鹿にされた時に過剰反応をする人もいます。
その他特定の趣味を馬鹿にされた時に過剰反応する人も、一般的には良いとされる集団に属していることを馬鹿にされた時でさえ過剰反応する人もいますよね。
そもそも馬鹿にされてる時点で一定割合の人間は過剰反応するので、そりゃいるでしょとしか言えない。
その手の人が多いか少ないかに関しては私の中で感覚値も特に持ち合わせていませんが、自分の帰属意識のある集団を馬鹿にされた時に人間は怒りやすいという傾向がありますので、多かろうと少なかろうとその手の地雷を踏んだというだけだと思います。

オタクは馬鹿にされる機会が多いからその手の地雷が踏まれやすいという頻度の問題はあるのかもしれませんが、

馬鹿にされることが多い
→過剰反応することが多い
→だから嫌われる!
(→だから馬鹿にされることが多いという以下ループ)

ってなかなか過激な主張ですね。過激で自分勝手ながら嫌いが増幅する装置として機能している可能性は否定しませんが、嫌われるそもそもの理由にはなり得ませんね。トートロジーです。

容姿があまり優れてない(偏見)


これも「多い/少ない」が書いてないですね。
全員が「容姿があまり優れてない」という主張なら適当に反例を提示して証明終了です。
「容姿があまり優れてない人が多い」という主張なら(偏見)と書いてあるこの主張が最も的を得ている可能性が高いかもしれません。

オタク趣味だから容姿が優れていない人が多いとは言いませんが、趣味を持っているということは趣味に時間を割いているわけで、無趣味な人間と比べれば可処分時間が少ないです。
このため、オタク趣味を持たないというフィルタ条件はオタク趣味を持つというフィルタ条件に比べて「何らかの趣味を持っている」という可処分時間の不利を抱えるため、容姿の平均値が下がる可能性はあると思います。
特にこの主張者の言う「オタク」は万人受けしないようなライトではない趣味を想定しているようなので、この傾向は如実かもしれません。

まぁ、この理屈で言うと日本で一番嫌われる母集団は研究者集団ということになるのでしょうが。
研究者集団、嫌われてますかね?(嫌われてるかもしれなくて何も言えねぇw)

そもそもオタクって嫌われてんの?


個別の主張に対してこれまで反論を述べて来ましたが、そもそもオタクって嫌われてるのかという話です。
一定以上の母集団を主語にすると、ネガティブなサンプルが必ず目に入るため、

「最近の若者は我慢が足りない」
「東大卒は仕事が出来ない」
「中国人は犯罪者集団である」

などなど「こいつら頭大丈夫か?」と思わずにはいられないような素っ頓狂な話が出てきます。
オタクは嫌われるってのもこれと同じレベルの理屈で、好かれているオタクもいれば嫌われているオタクもいるわけです。
比率で物を話すのであればそれぞれの主張も正しかったり間違っていたりすることはあるんでしょうが、それもマチマチでしょうし、集団の大多数に対して当てはめて適合するような真理では少なくともないでしょう。

なので、この話に対して最もスマートかつオタク的に回答するならこう言うのが最も適切と考えて、この言葉で締めようと思います。
bleach_aizen_01.jpg