3枚刃と5枚刃の違いは深剃り性能ではない

刃の枚数

大手量販店で見るにせよ、Amazonなどネット販売で見るにせよ、髭剃りを選ぼうとすると結構な量の情報量に晒されます。
メーカーがどこかとか、充電時間はどうだとか、本体重量がどのぐらいだとか、水洗い可能かとか…etc
その中で比較的解りやすく違いがあるものの、冷静に考えると意味が解りにくいものが刃の枚数だと思っています。
2枚刃、3枚刃、5枚刃などなど様々な刃の枚数があり、刃の枚数は近年になればなるほど増加傾向にあるように思われ、刃の枚数が多いもの程値段が高くなる傾向にもあると思います。
ここから、何となくの空気で刃が多い程よく剃れるのかなぁなどと妄想していたのですが、調べてみるとよく剃れる(深剃り出来る)ことと刃の枚数が多いこととにはあまり関係が無いようです。


5枚刃のメリット

5枚刃の3枚刃と比べた際のメリット、すなわち刃の枚数が多いメリットは大きく分けて2つです。
1つは肌に対して優しくなることです。これは刃の枚数が多いことで刃1枚あたりに掛かる力が分散されるため、肌への刃からの負荷が減ることに起因します。
もう1つは髭剃りに掛かる時間を短縮できることです。刃の枚数が多いほど一度に髭を剃れる面積が多くなるため、その分大量に髭を剃ることが出来ます。髭剃りに掛ける時間を気にするなら刃の枚数は気にするべき要素になるでしょう。


3枚刃のメリット

逆に3枚刃の方が5枚刃よりも勝っている点もいくつかあります。
最も解りやすいメリットは3枚刃の方がヘッドが小さくなることでしょう。これは5枚刃の方が一度に剃れる面積が大きいことの裏返しですが、刃の枚数が少ない分だけ小さいわけです。これにより、鼻の下を剃る際など小回りが効きやすかったり、総重量が軽くなったりしやすいでしょう。
また、刃の枚数以外の条件が同じなら深剃り自体はどうも刃の枚数が少ない方が行いやすいようです。これは肌への負荷の軽減の裏返しなわけですが、1枚1枚の刃に掛かる力が3枚刃の方が大きくなるため、その分髭を深くから剃りやすいということになります。
重量の問題は内部機構でも大きく変わりますし、深剃り性能も刃の枚数以外にも切れ味やモーターなどで大きく変わります。また、5枚刃の髭剃りには小回りが効きにくいかわりにピンポイントシェーバーが付いており、小回りを利かせたい時にはそちらを使えるようにしてある製品も多いです。
このため、3枚刃の方が確実にこれらのメリットを享受できるというわけではないのですが、他の条件が同じであればこれらのメリットが発生するため、価格帯などとの相談で選ぶ際の参考にすると良いでしょう。


3枚刃が良いか5枚刃が良いか

ここまで刃の枚数の違いによる性能差異について触れてみましたが、深剃り性能が低ければ一度に剃れる面積が広い5枚刃でも髭剃りに掛かる時間は長くなりますし、必ずしも刃の枚数だけでどちらの方が良いと言える類の性質ではないと言えそうです。
ただ、傾向としては5枚刃の方が肌に優しく髭剃りに掛かる時間が短いものが多く、3枚刃の方が小回りが効きやすく、軽く、深剃りがしやすいと言えるでしょう。
刃の質など商品情報からはほぼ読み取れないような要素が髭剃りの性能に影響してきたりするわけで、細かく比較するなら結局は商品ごとのレビューなどに目を通すしかなさそうです。ただ、刃の枚数が多ければ多い程良いというような単純なものではないということだけは覚えておくと良いでしょうし、商品選択で最終的に迷った時には3枚刃と5枚刃の傾向の違いから自分がより欲している機能を選んでみると良いのではないでしょうか。